イトキンさん ミュージシャン
(2008年11月12日 読売新聞)
昨年9月、シングル「ギフト」の発売に合わせて、東京・池上のお寺の本堂で「敬老ライブ」を開きました。若いファンが、自分のじいちゃん、ばあちゃんを連れてきてくれて。
中には80代くらいの人も。みんな一緒に手をたたいてノってくれて、最後に「兄ちゃんら、紅白出えや」って言うてくれたんが、うれしかったですね。
柔道整復師の免許を持ってまして、20歳くらいの頃、3年ほど整骨院で働いとったんですが、そこに来るじいちゃん、ばあちゃんの話は面白かった。恋の話なんかも、たくさん聞かせてもらいました。
今の70、80代の人には、若い世代にはない勢いがあるんですよ。「兄ちゃん、人からお金もろて仕事するからには、福沢諭吉に恥ずかしないようにしいや」なんて言うんです。
働くということに誇りを持ってはるんやなぁと感じました。
あこがれは、憂歌団のリードボーカルの木村充揮さん。酒やけのだみ声が、男らしくていい。あんな風に、年を重ねるほどに、味わいを増していきたいと思うてます。(聞き手・飯田祐子)
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1979年、兵庫生まれ。7人組ヒップホップグループ「ET―KING」のリーダー。11月19日、「ET―KING」の8枚目のシングル「今」がリリースされる。
ここまで引用
何を隠そう私も70の坂を超えました。
10代の恋、20、30のそれとはまた違った感情の恋心は、いくつになっても変りません。
ただ、それを口にする場がとても少ないだけなんです。
同年輩の女性にたいして「うん、あんなフウに生きたいなぁ」とか「ウチのヨメハンが、あんなんやったら嬉しいやろなぁ」など普段の生活とゴチャ混ぜになった生活実感のある恋心なんです。
いくつになっても恋心はありますよ。ただ若い頃のようにそれを発散出きる場とか時、それと変な自制心があるだけで、好きな事の言い合える友達がいないだけなんです。
80でも85でも若い時代の「忘れられない恋心」は男も女も誰もが心の奥底へ大切に大事に仕舞っているだけなんですよ。
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